小児科を受診される方へ

当院では、お子様の健康を守ることはもちろん、お父さん・お母さんにも元気になって頂けるように心掛けています。
そして、症状に合った必要な分だけのお薬をお出しするように努め、お子様の自然治癒力をできるだけ阻害しないよう診療を行います。

その上で、風邪、発熱、鼻づまり、鼻水、咳、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、ひきつけ(痙攣)などを拝見します。
風邪や熱といった、ある程度お子様がご自身の力で治せるような症状でも、自宅でのケアのみでは症状が長引いたり、悪化したりする場合もございます。少しでも不安を感じられたら、お気軽にご来院下さい。


お子様の具合が特に悪い場合

診療は原則として順番通りに行いますが、次のような症状がある場合はお申し出下さい。

  • 頻回の嘔吐などでぐったりしている。
  • ひきつけを起こしている、または直後である。
  • 頭痛、腹痛が激しい。
  • 喘息の発作等、呼吸が苦しそう。
  • うとうとして目の動きがおかしく、ぐったりしている。
  • まわりの刺激に反応しない。

その他、急を要すると思われる時は医師、及びスタッフの判断により適切に対応致します。
また、このような症状のお子様がいらっしゃる場合には順番が前後する場合もございますので、皆様のご理解をお願い致します。

お子様のアレルギーについて

昨今、生活環境や食物などの影響から、アレルギー疾患を抱えるお子様が増加しております。
当院では、日本小児アレルギー学会、日本アレルギー学会などが作成している治療ガイドラインとこれまでの経験に基づき、個々の症状や生活環境を合った丁寧な診療を心掛けております。

度々喘息発作を起こしていても治療が継続できない場合、アナフィラキシーを起こすお子様への対応や園・学校での受け入れで苦慮している場合、難治のアトピー性皮膚炎で治療が難航している場合など、一般診療では対応が難しい場合も、ご相談に応じて参りたいと考えております。

また、当院での対応が難しいと判断される場合も、十分な診療が可能な医療機関へのご紹介及び連携をとって対応致しますので、お子様のアレルギーでお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談下さい。

育児相談・発達相談について

当院では、お子様の発達を「~ができる」「~がある」といった指標のみで判断するのではなく、ある行動をとるようになるまでの目には見えない変化や環境の働き、そしてどのようなコミュニケーションや思考ができるのかといった観点から、お子様の発達へアプローチすることを重要視しています。

お子様の発達は、持って生まれた脳の特性と環境との複雑なプロセスであり、非常に個人差があります。
それを理解しながら、親御様と一緒に、お子様一人一人の発達を丁寧にみさせて頂きながら、小児科専門医が自身の育児経験も踏まえ、親身に対応して参りたいと存じます。

育児・お子様の発達については、お悩みを抱え込んでしまうことなく、どうぞお気軽にご相談下さい。