皮膚科

皮膚疾患についてのお悩みはご相談ください

皮膚の病気は、患者様ご自身でも目で見て確認することができ、治療の結果も一目瞭然になることが多いため、診療に当たる医師には幅広い知識と経験が必要となります。
また、急速に進む遺伝子学的病因解明や最新の治療法の開発など、皮膚科の最新知見を実際の診療に役立てることが重要となっています。

当院では、丁寧な問診ならびに視診、必要に応じて様々な検査をしながら治療にあたります。
そして、病気(症状)の原因や考えられる治療法(選択肢)を詳しく分かりやすくご説明をさせて頂いた上で治療にあたらせて頂きます。
また、難治性のものであっても現状維持あるいは悪化防止のための治療に終始することなく、必要な際は高度医療機関とも適切に連携しながら治療を行っていきます。

大人の方の主な対象疾患

※ お子様の皮膚疾患については、当院小児科医と相談して対応させていただきます。


アレルギーでお悩みの方へ

皮膚科で拝見するアレルギー疾患としては、以下のようなものが挙げられます。

  • アトピー性皮膚炎の一部、蕁麻疹の一部、接触皮膚炎の一部、いわゆる「かぶれ」
  • 食物アレルギー、ラテックスアレルギー
  • 薬物アレルギー、薬疹、昆虫の毒素などによるアレルギー、皮膚血管炎
  • 花粉症 など

アレルギー治療では、時に「どの薬を使うか」よりも「どのように使うか」の方が大切になることがあります。
アトピーが良くならずに困っている患者様の話を詳しくお聞きすると、せっかく正しい薬が処方されているのに、使い方の説明が不十分なせいで、薬の効果が出ていないことがよくあるのです。飲み薬と違い、外用、吸入治療は、患者様がご自身で薬を使いこなせるかどうかが重要なポイントとなります。
当院では、患者様やご家族の方が、上手にお薬を使えるよう、お一人お一人に合った指導を行っています。

「水いぼ」でお悩みの方へ

当院では麻酔テープを使っての治療(保険適応)も行っていますが、痛みを伴うため、特に小さいお子さんにとっては辛い治療となっています。
当院で導入した「水いぼクリーム(3A MB-F クリーム)」は、銀イオン配合の保湿クリームです。銀イオンの抗菌力を用いて水イボを治療します。
3A M-BF CREAMの臨床使用では「2〜3ヶ月間の外用にて、約80%の症例が治癒」という結果が報告されています。
なお、水いぼクリーム(3A MB-F クリーム)」は、保険が利きません。1本15g入り2,200円(税込)です。水いぼにお悩みの方は、当院の皮膚科医にご相談ください。

美容皮膚科

美容皮膚科で扱っている治療と医薬品

当院の美容皮膚科で導入している医療機材や医薬品の一部をご紹介します。
患者様お一人おひとりのお悩みやお肌の状態に合わせて、最適な治療をご提案します。お気軽にご相談ください。


レーザー治療

アレックスレーザー

◆ アレックスレーザー

主なお悩み/しみ、蒙古斑、老人性色素斑

シネロン・キャンデラ社 アレックスレーザー を使用し、施術します。
波長755nmのレーザーで、太田母斑やシミの原因となるメラニン色素に対して働きかけます。メラニン色素に当たると励起され、熱エネルギーを生じることでメラニン色素を持った病変が破壊されて、結果として病変が改善していきます。レーザーパルスの照射時間が非常に短く、周辺の正常組織への影響を最小限に抑えた安全な治療が可能です。
副作用としては、水疱、びらん、痂皮、炎症後色素沈着があります。


合併症、副作用のリスク

レーザー治療において起こりうる合併症として、炎症後色素沈着と色素脱失があります。炎症後色素沈着は自然経過を待つもしくはハイドロキノンなどの外用薬で対処します。色素脱失は炎症が終息して数週間から数カ月で自然に改善しますが、残ることもあります。治療は日光暴露や紫外線照射を行います。
これらの合併症が生じても一過性であることがほとんどです。合併症を起こさないために治療前後の遮光と、適切なケアが重要と言われています。


CO₂レーザー(サージカルモード)

◆ CO₂レーザー(サージカルモード)

主なお悩み/いぼ、ほくろ、首いぼ

Jeisys Medical Japan株式会社のEdge ONEを使用し、施術します。従来のCO₂レーザーと比べて圧倒的に照射時の痛みが少なく、治療後のダウンタイムが少ないのが特徴です。
CO₂レーザーは、CO₂=炭酸ガスを使用した遠赤外線を原理とした光を発する気体のレーザーです。
CO₂は水に吸収されやすい特徴があり、皮膚には水分が多く含まれているため、いぼ・ほくろなどにレーザーを照射すると、細胞の内側の水分に反応して熱エネルギーが発生します。この熱エネルギーによっていぼやほくろを瞬間的にみるみる気化蒸散させて取り除くことができるのが特徴です。熱影響が限局的なので、周辺の正常部位への影響も少なく抑えられます。局所麻酔を行えば痛みもほとんど感じませんし、出血や施術後の痛みもほとんどありません。


禁忌
  • 妊娠中の方
  • ケロイド体質の方
  • 日焼け直後、あるいは過度な日焼け状態の方。治療後日焼けする可能性のある方
  • 皮膚炎・皮膚感染症のある方
  • その他医師が施術不可能と判断した方

※美容用の糸や金属板、シリコンプロテーゼが入っている場合には施術が受けられない可能性がございます。カウンセリング時にお申し出ください。
※ボトックス・ヒアルロン酸の注入部位の照射は効果が弱まる可能性がございます。カウンセリング時にお申し出ください。


◆ CO₂レーザー(フラクショナルモード)

主なお悩み/ニキビ跡、傷跡、肌質の改善

Jeisys Medical Japan株式会社のEdge ONEを使用し、施術します。従来のCO₂レーザーと比べて圧倒的に照射時の痛みが少なく、治療後のダウンタイムが少ないのが特徴です。
CO₂レーザーは、CO₂=炭酸ガスを使用した遠赤外線を原理とした光を発する気体のレーザーです。Co2フラクショナルは、10,600nmの波長を持ち、皮膚の水分に反応し蒸散と熱凝固作用を起こします。
Co2レーザーをフラクショナル化(極小のドット状)して照射することで、色素沈着などのリスクやダウンタイムを抑え、安全で効果的な治療が可能です。
フラクショナルレーザーリサーフェシングとは、正常な肌を残しながらレーザー照射し、皮膚に微細な穴(ドット状)をレーザー照射開ける美肌治療です。
照射部位の皮膚組織の新生・コラーゲン増殖を促進し、ニキビ跡や傷跡、毛穴の開き、肌質の改善、肌の若返りに期待ができます。


禁忌
  • 施術部位に金属糸または金属プレート等、シリコンプロテーゼを入れている方
  • 心臓ペースメーカー等埋め込み型医療機器を体内に埋め込んでいる方、心臓に疾患がある方
  • 皮膚悪性腫瘍、前癌病変、またはその疑いがある方
  • 施術部位に重篤な皮膚疾患および感染症がある方
  • ケロイドを有する部位およびケロイド体質の方
  • 出血性疾患を発症している方
  • 妊娠・授乳中の方
  • 日焼けをしている方または治療後日焼けをする可能性のある方

※美容用の糸や金属板、シリコンプロテーゼが入っている場合には施術が受けられない可能性がございます。カウンセリング時にお申し出ください。
※ボトックス・ヒアルロン酸の注入部位の照射は効果が弱まる可能性がございます。カウンセリング時にお申し出ください。
※肝斑部分に照射しますと肝斑が濃くなる可能性がございます。

詳細につきましては医師にお尋ね下さい。


美白外用剤

ハイドロキノンクリーム

美白に使用する医薬品です。日光黒子の他に、肝斑、炎症後色素沈着、雀卵斑、くすみ、くまなどの疾患も対象となります。ハイドロキノンには皮膚のメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞を直接抑える作用や、チロシナーゼ阻害作用によりメラニン合成抑制作用があります。刺激が強い場合は低い濃度のものを使用しなければなりません。白斑などの副作用もありますので、皮膚科医の診察を受けながら外用していただきます。
その他に、アスコルビン酸(ビタミンC)やトラネキサム酸なども美白成分として知られています。


ピーリング石鹸

アネラ マナソープ MD10

肌は、基底層で新しい細胞が生まれると下から順番に押し上げられるように、古い角質がはがれて、新しい肌に生まれ変わります。
肌の生まれ変わり=「ターンオーバー」は正常な肌では、約28日周期で繰り返されますが、加齢やストレスにより遅れてしまうことがあります。「ターンオーバー」が遅れると、古い余分な角質やくすみが除去されず、肌トラブルの原因になります。
ピーリング石鹸は、肌表面の古い角質、毛穴の汚れ、過剰な皮脂をやさしく洗い流し、肌の生まれ変わり「ターンオーバー」をサポートします。


まつ毛美容液 グラッシュビスタ ®

米国をはじめ世界各国で承認をされており、本邦でも厚生労働省から製造販売認可を受けている睫毛貧毛症治療薬です。1日1回就寝前に上まぶたのまつ毛の基に塗布します。まつげに使用することで、約4ヶ月後に約8割の方でまつ毛の長さ、太さ、濃さといった全般的な印象度の改善が確認されています。美容的な観点からも長く豊かで濃いまつ毛ほど心理的に好まれる傾向にあると言われています。まつ毛でお悩みの方の生活の質を向上が期待される治療薬です。
かゆみ、結膜充血、目の違和感、まぶたの黒ずみ、虹彩色素沈着などの副作用があります。使い捨ての専用アプリケータを清潔に使用しなければなりません。


プラセンタ

ヒト胎盤由来の成分で、医薬品としては本邦では2剤が承認されています。更年期障害、乳汁分泌不全、慢性肝疾患における肝機能の改善に対しての保険適応がある薬品ですが、様々な効能が報告されており、広く使用されています。シワ、シミ、にきびに対しては、プラセンタエキスが皮膚のある細胞を増殖させたり、コラーゲンの一部を増加させる試験管内の実験結果や実際の経験でいわれています。また、食思不振や消化器系疾患、自律神経の変調に対しては、プラセンタが一部の内臓の副交感神経に影響を与える考察がなされています。また、更年期障害については様々な症状が個人差をもってでますが、それらの自覚症状を全体的に改善する報告や経験が言われていますので、更年期以降のヘルスケアやアンチエイジングという点でも着目されています。
プラセンタはヒト由来であるため、種々の細菌やウイルスが除去されるような仕組みで製造されていますが、理論的には完全に感染の伝播を排除できないので、使用前に説明書を用いて説明し、ご同意を頂いております。


男性型脱毛症(AGA)治療薬プロペシア ®

テストステロンから5αジヒドロテストステロンへの変換を阻害する、5α還元酵素阻害薬で、男性型脱毛症(AGA)に対する治療薬です。AGAは男性ホルモンの影響により、毛髪の成長期が短縮し細く軟らかくなる脱毛症です。プロペシア®は男性ホルモンを調節することで脱毛を改善させる薬剤です。少なくとも半年は継続して効果をみることが言われています。AGAは病気ではなく加齢による生理的変化と考えることもできるため、保険診療の対象外となっています。

参考文献

日レ医誌(JJSLSM), 36(1): 77-81, 2015.
医学のあゆみ, 248(8): 610-614, 2014.
東方医学, 20(3): 31-38, 2004.
薬理と治療, 41(9): 855-861, 2013.
Anti-aging science, 5(2): 54-60, 2013.
日皮会雑誌, 120: 977-986, 2010.
皮膚科学第9版493-559