お腹の調子が優れない方へ
◆ 以下のような症状がおありの際には、お早めにご相談下さい。
- 便秘や下痢
- 胃痛、胃もたれ
- 胸やけ
- 食欲不振、体重減少 等々
◆ よく見られる消化器疾患について
◎ 便秘症
長時間にわたって便がおなかの中にとどまると、徐々に水分が失われて硬くなり、おなかが張ったりして更に排便が困難になります。
便秘だと感じておられる方は、まず適度に水分摂取を心がけることが大切です。その上で、自己判断で便秘薬を飲み続けて症状が悪くなる前に、一度ご来院されることをお勧めします。
◎ 機能性胃腸症
胃のあたりに痛みを訴えながらも胃や十二指腸などには異常を認めない患者様によく遭遇します。最近、そのような疾患の一つとして「機能性胃腸症」という病態が注目されています。
機能性胃腸症とは、従来からの症候性胃炎や神経性胃炎に相当する疾患群と考えられています。わずらわしい食後の膨満感(食後の不快なおなかの張り)、早期の膨満感(食べてすぐのおなかの張り)などの症状が続いている方は、他院で「検査では異常なし」と言われた場合でも、ぜひ一度ご相談下さい。
◎ 下過敏性腸症候群
仕事の途中で腹痛を起こしトイレに駆け込む。登校前に必ずおなかが痛くなる。
このような症状を引き起こすものに、過敏性腸症候群(IBS)という疾患があります。大腸検査や血液検査などでは異常が認められないのが特徴で、下痢や便秘・腹痛などが主な症状の機能性の疾患です。
原因の多くは過度の緊張やストレスとされており、成人の10人に1人が該当する現代病ともいえます。慢性的に下痢や便秘・腹痛を繰り返して日々の生活に支障を感じつつも、なんとなく放置されている方は多いと考えられます。
慢性的なお腹の症状で困っておられる方は、過敏性腸症候群(IBS)の診断・治療についてご相談下さい。